こんにちは、保育園看護師のいちごです。
先日娘が夜中に熱を出し…ついに我が家にも来てしまったか!?
なぜかホッとしました(コロナが否定された?)
近所に日曜日も午前中だけやってる小児科があったので、
抗原検査は陰性。『最近熱が出る胃腸炎が流行ってるんですよ』
さて、今回は看護学校について書きたいと思います。
看護学校合格は看護師へのほんの一歩。
看護学校は看護師になるために重要なステージです。
看護学校は大学病院付属
私が通った看護学校(大学病院)は世間的にあまりイメージは良くないかもしれませんが…。
都内某所にある大学病院付属のT看護専門学校。
その専門学校は3年制の女子校で、1学年80名。
1学年の大体は高卒で入った人ですが、社会人から入った人も6~7人くらいいました。
看護学校のカリキュラム
基礎分野
1年生では座学が中心。
たくさんの知識と基本的な看護技術を詰め込みます。
特に私が苦手としたのは解剖学、生理学、薬理学。
この3教科に関しては、
薬理学は…カタカナだらけで本当頭に入らなかった(>_<)
1年生では英語や体育もありました。
英語は医療単語もあり、耳慣れない単語も多く…英語が元々苦手なので更に難易度アップでした^^;
看護学
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護学論
小児から老年、各発達段階にある人の身体的、心理的、社会的なところを学び、疾患も踏まえて、必要な看護について学びます。
病態図書くの…苦手でした。。でも繋がって来ると結構楽しいものです♪
疾患と発達段階のステージから起こりうることから、患者さんにどんな看護が必要か関連付けて…視覚化したものです。
あと、授業の内容ではありませんが、、、母性の授業で無痛分娩について勉強した時、将来は絶対に無痛分娩にしようと決めたことだけはよーく覚えています。。
専門分野 疾患の勉強
2年生になると、各専門のドクターが大学病院から講師として来て、疾患の勉強をします。
外科・内科
- 呼吸器
- 循環器
- 血液・造血器
- 消化器
- 内分泌・代謝
- 脳・神経
- 腎・泌尿器
- アレルギー・膠原病・感染症
生殖器・運動器・感覚器
- 女性生殖器
- 運動器
- 皮膚
- 眼
- 耳鼻咽喉
- 歯・口腔
私は何が好き…というか一番記憶にあるかと思い返してみました。
循環器は面白いドクターで授業も楽しかった覚えがあります。
脳神経は難しいし、眠かった覚えが、、、
画像はお借りした物ですが、家の押入れにはこの倍以上の数の看護学校時代の教科書・参考書がダンボールに入って眠っています。捨てるに捨てられない…ずっと放置していましたが、、
看護学の教科書、参考書の買取サイトがあるのを見つけました。
押入れに入れていても本の役目を果たさないので…こちらを利用して断捨離しました!!
演習・臨地実習
実習は1年生では学内での看護技術演習が主です。
病院実習は1年生で1回。
2年生で2回。
3年生は一年の半分は実習に行きます。
学内での看護技術演習
学内で行う演習は看護技術がメインで、
血圧測定、ベッドメーキング、注射、清拭、洗髪、口腔ケア…印象
基本的には学生同士でやり合います。
清拭&洗髪は、本当に拭かれたり、洗われたりするので、
栄養学の調理実習もありましたね〜
疾患別の治療食…低脂肪食や塩分制限の食事なんかを実際に作って食べたりします。
臨地実習
3年生の臨地実習がひたすら長く大変でした。。
5月の連休明けくらいから始まり、10月末頃までの半年間。
1グループ5~6人に分かれて、各実習場所を担当教員と回ります。
覚えている範囲ですが…
病棟
- 消化器外科
- 内科慢性期
- 小児科
- 産婦人科
- 糖尿病
- 血液内科
- 精神科
消化器外科の実習の時には、実際の手術の現場を見学させていただきました。
産婦人科では分娩も見学。
同じグループの子達は出産の現場に感動していましたが、私は・・・
人から人が出てきた…という生々しい状態に、貧血を起こしてしまい陣痛室で横になっていました^^;
病棟以外の実習先
- 訪問看護
- デイサービス
- 特別養護老人ホーム
- 保育園
といった所でしょうか。
結構行きましたね〜
長い所では、3週間実習に行きます。
毎日その日の看護計画を立てて行き、終わったら実施したことと振り返りを担当教員と行います。
この計画を毎日立てるのが大変でした。
よく机で夜を明かしたものです^^;
実習が全て終わったあとは、自分の実習の記録…看護研究発表会というものがありました。
人前で話すのが苦手なので、すごく緊張したのを覚えています。。
残すは、看護師国家試験
実習も終わると、みんな国試の試験勉強に切り替わります。
実習と両立していた人ももしかしたらいたのかもしれないけど…
そんな大事な時期、、、私は親友と遊んでばかりいたのでした。。現実逃避??
国試の前に卒業試験もあるのですが、その前段階の試験の点数があまりにも悪く、担任に呼び出しをくらいました。
さすがに国試まで2ヶ月を切ると焦りも出て来て、親友と共に試験勉強に励みました。
勉強のお供は、看護学生御用達レビューブック。辞書みたいな厚みの参考書です。
みんなふせんを貼ったり、中に自分のメモを貼ったり、オリジナルのレビューブックを持ち歩いていました。
今はレビューブックの可愛いカバーも売ってるんですね!!今だったら絶対手作りしたい!!
そして、基本は過去問をひたすら解く!!!
そして国家試験当日を迎えたのです。
自己採点の結果はかなり低いものでした。
しかし、またまた運が味方します。
それというのも…
私が受験した年の前年度は問題がかなり難しく合格率が下がった年でした。
そのため、私が受験した年は問題が易しくなっていたようです。
合格発表
看護師国家試験の合格発表は、厚生労働省で行われます。
私も当日は霞が関まで看護学校の友達と行きました。
合格発表は冊子で確認するんです。よくある合格発表の掲示板みたいなのを想像してたので拍子抜け。
自分の受験番号・・・ありました!!
高校受験も看護学校受験も推薦で来てしまった私にとって、人生最初で最後の受験となったのでした。
実は、父には『おまえに看護師は無理だ』と言われていたんです。
『やってみないとわからないでしよ!!』
父を見返す思いでやった結果が実りました。今思えば、私のやる気を出させるために父がわざと言ったのかもしれないですね。
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